六十里越・奥会津一周
 

 




サイクリングTOP
新潟市内サイクリング
海辺の森
赤谷サイクリング道路
春の福島潟
春の福島潟その2
夏の福島潟
秋の福島潟
内の倉ダムコース
六十里越峠
六十里・奥会津一週








2003年9月30日チャレンジ  天候/晴れ時々曇り

マウスポインタが手の形になる写真はクリックすると拡大します。


先々週、トレーニングを兼ねて再び六十里越峠までの往復200kmを走って来た。
気温が28℃もあり、暑くてバテバテだったが完走タイムは昨年とほぼ同じで10時間をチョットオーバーする位だった。だから時間的には不満はないが、走り込み不足なのだろうか、首と肩、そして腕も痛くなり最後はけっこうきつかった。
そんな訳で、まだトレーニング不足と思っていたが一日一日と日も短くなるし、はたしてどの位トレーニングをすれば満足できるのかということもあり、六十里越・西会津1周250kmコースのチャレンジを今日決行することにした。
昨日からどうしようか考えていたが、上記の理由から今日が一番ベストと判断した。
午前2時に起きるつもりだったが、急きょ準備をしたので布団に入るのが11時過ぎと遅くなってしまった。少しでも多く寝たいので2時50分に目覚ましをセットして寝た。
眠ったと思ったらもう目覚ましが鳴り、眠たい目をこすりながら起き手早く支度をして車で出かける。
そしていつものコインスナック「リバーサイド」に到着。ここでコンビニで買った弁当を食べて朝食とした。その後急いで着替えて持ち物を点検し、デイパックに詰め込んで準備完了!
今回 食べ物はすべて持参したものだけで足りた。寒いくらいの天気なので冷たい物も必要無く、自販機から飲み物を買うことも無かった。

出発前出発前 真っ暗なリバーサイド真っ暗なリバーサイド 持参した食料持参した食料(他におにぎり2個)


寒いのでレッグウォーマー、アームウォーマー、ウィンドブレーカーを着込んで午前4時15分に出発。もちろんまだ真っ暗だ。そして風がかなりあり、道路は雨が降ったばかりのようで水溜りがあちこちにありびっしょり濡れていた。
出発したら向かい風が強く全然進まない。「しょっぱなからこれは手強いぞ!」と焦ったが、風というものは吹いたり止んだりと気まぐれなものと納得して走っていた。
案の定しばらく走ってゆくうちに徐々に収まってきた。が結果的に今日はこの風が一日中止むことは無く、良くも悪くも風に左右されたチャレンジだった。
向かい風の為姿勢を低くして漕いでいたので、村松のあたりから腰に張りを感じるようになる。
こういう時は無理に腰を動かしたり、ひねったりするとかえって悪くなるので腰が痛くなるような動きはしないように気をつける。もちろんペースも無理しないように抑えて走る。
家並みが続くところは道路に街灯があってよく見えるが、田んぼが続く所で街灯が全然無いと真っ暗で道路がよく見えない。LEDライトを付けているが危なくてスピードは出せない。
空は晴れているので星が素晴らしくきれいだ。そして月も出ていて月明かりが照っているところは結構明るい。空気が冷たくて温まった体にとても気持ちがいい。ウィンドブレーカーも脱いだ。
加茂の手前あたりから東の空が明るくなり始め、真っ暗闇では無くなってきた。

明け方の空明け方の空 濡れた路面 走りながら撮った濡れた路面 走りながら撮った 走りながら撮った同じく走りながら撮った


そして山道に差しかかる頃には道路もうっすらと見えるようになり助かった。
時間とともに空が明るくなり朝焼けがとてもきれいだ。


鹿峠の朝焼け鹿峠の朝焼け 朝焼け朝焼け 朝焼け朝焼け




吐く息は白くなり気温が下がっているようだが気分も体も快調だ。周りの景色に気を取られてあっちこっちと見とれて走っているうちに栃尾の道の駅に着いた。
ここまでは道路上に車も、人も、殆んどいないし、道路工事もまだ始まっていないのでマイペースで走ることが出来て楽だった。風も時々強いところがあるが大したことはなかった。
出発してから始めてここで水を飲んだ。気温が低いので全然喉が渇かない。
そしてパンを食べてエネルギーを補充する。それと家へ報告のメールをする。AM6時45分と早い時間なのでまだ寝ているだろうと思い電話は止めた。がしかしすぐに女房から返事メールが来た。


栃尾「そなえばし」栃尾の入り口にある「そなえばし」 栃尾「道の駅」栃尾「道の駅」 「道の駅」で一休み「道の駅」で一休み


栃尾を出発すると最初の難関、石峠が待っている。峠までの距離がとても長いので無理をせずにじっくりと登ってゆく。登っても登っても終わらない坂道だが、慣れているのでそれほど長くは感じない。


登っているところ登っているところをパチリ 石峠トンネルの入り口石峠トンネルの入り口 トンネル付近の霧 トンネル付近の霧


そして峠のトンネルを越えると豪快なダウンヒルが待っているはずだったが、なんと霧の為視界が悪くスピードが出せない。しばらく下ると霧は晴れたが今度は向かい風が強くて40km位しか出ない。先々週走った時は全然ペダルを漕がなくても60km出ていたのに!
しかし前回もそして今回もそうだが、肩というか首の後ろが凝って痛くなる。長距離の走り込み不足と思っていたがどうも背負ったナップサックが原因のようだ。肩ひもが首から肩を圧迫している感じがする。でもやっぱり慣れの問題なのだろうか?
下り終え上条交差点から252号線に入ってすぐに国道の道路標識がありそこの温度計が12℃を示していた。先々週走った時は28℃と夏日だったのにえらい違いだ。
峠を一つ越えると「鏡が池」がありここで一休みした。
そして持参したバナナを食べようとバッグから出したら、ふやけてしまってグチャグチャになっていた。背中の体温と荷物の重さが原因か?せっかく苦労してここまで運んできて無駄には出来ないのでチューブを絞るようにして、無理やり全部食べた。
このバナナパワーが功を奏してその後しばらくエネルギーは切れなかった。

上条交差点上条交差点 国道の道路標識国道の道路標識 252号線入広瀬の道252号線入広瀬の道


もう何度もこのコースを走って慣れているので遠くへ来た感じがしない。そしてあっという間に六十里越の登りにやって来た。この登りも最初に来た時は永遠に続く登りに思えたが、今はずっと短く感じる。しかしやっぱりきつい登りであることに変わりは無い。 延々と続く登りの途中、気晴らしの為走りながらカメラを取り出しパチリパチリとやっていた。
ここも無事登りきり六十里越トンネルを越え福島県に入る。そしてスタートしてしばらくの頃に感じていた腰の張りもいつの間にか消えていた。


登っている所登っている所 登っている所登っている所

ジェットコースターのようなスノーシェッドジェットコースターのようなスノーシェッド
作業のヘリコプターが止まっていた作業のヘリコプターが止まっていた 六十里越トンネル六十里越トンネル



トンネルを抜けるとそこはもう秋の終わりで冬を感じさせる天候だった。木枯らしが吹いているといった様子で周りの木々がざわついていた。そしてとても寒いので再びウィンドブレーカーを着る。入広瀬の街で12℃だからここは5〜6℃位の感じだ。


衛星携帯電話の看板衛星携帯電話の看板

六十里越峠の近くの工事現場にあった看板で、連絡用に衛星携帯電話を常備しているようだ。当然ここは携帯の電波エリア外地区になっている。

六十里越記念碑には9時45分に着いた。ほぼ100km走っての所要時間は5時間45分で、先々週来た時は5時間10分だったのでだいぶペースはゆっくりになっている。
ここでは体温が下がるといやなので休みもそこそこにして、下り始めるが風が強くてスピードが出ない。
まあどちらにしてもヘアピンカーブの連続なのでスピードは出せないが!
下り初めてまもなく後ろに車が付いて来た。ヘアピンカーブなので自転車を抜くポイントが無くずっと付いてくる。自分も下りで快調に飛ばして気持ちがいいのでずっとそのままの状態でランデブー走行していた。
あっという間に田子倉駅を通り過ぎ、そして幾つものスノーシェッドを通過していった。
ところでこの田子倉駅は一見プレハブ小屋の簡易駅に見えるが、実は中へ入ってみるとビックリする。
外見とは想像もつかないしっかりした建物が地下に存在するのである。

田子倉駅田子倉駅 田子倉駅の階段田子倉駅の階段 田子倉駅田子倉駅


さて、そして道をどんどん下って行くうちにあの恐怖の真っ暗闇のトンネルにやって来た。がそのままの勢いであっという間に通過していた。後ろに付いてきた車のライトのおかげでトンネル内が照らされてよく見えたので難なく走り抜けられて実にラッキーだった。
実は今回のチャレンジで一番の心配の種はこの真っ暗闇のトンネルの事だった。
車で何度も下見に来ていて感じたのは 「このトンネルを自転車で通り抜けるのは相当覚悟が必要だ」 ということだった。
相当な長さがありそして中でカーブしている為出口が見えず、外からの光が全く届かない。さらに照明は無し、そして反射板やシールといった光るものが何も無い全くの闇なのだ。だから車で通っているときでさえも不気味で不安な気持ちのするトンネルだったのだ。
このトンネルを思いがけず一気に通り抜け出来たことで、気持ちが楽になった。
その後数多くトンネルを通り抜けたがまったく平気になっていた。ただ照明の無い真っ直ぐで長いトンネルは出口の明かりが眩しくて周りが何にも見えず宙に浮いているようで不安だ。
そしてあっという間に田子倉湖駐車場に到着、ここで一休みする。
今の時刻は10時13分。
長い下りで寒くて手がしびれてブレーキが思いどうりに掛けにくくなっていた。


田子倉湖駐車場田子倉湖駐車場 田子倉ダムから下を見る田子倉ダムから下を見る 田子倉ダムの上田子倉ダムの上


少し休むと寒さも和らぎリフレッシュして出発。ここからはつづら折れの急な下りになりブレーキを連続してかけながら、右に左に車体を傾けてコーナーを抜けて行く。このヘアピンカーブの下りはロードレーサーの醍醐味だ。
下りが終わると丁字路があり左に進むと只見町へ入る。
下り終えてスピードがゆっくりになると、ようやくポカポカと暖かくなってきた。



只見町側からダムを見る只見町側からダムを見る

ここからは道幅が広く景色の素晴らしい道路が続く。平坦で緩やかにカーブしている道は快適そのもの。車が全くといっていいほど走っておらず、景色に見とれて走るのを忘れてしまいそうだ。残りがまだ100km以上あることを忘れて、完全に散歩ペースになりあっちこっちで止まったりフラフラと寄ってみたりして楽しんでいた。

暫らく観光モードで走っていたがさすがに時間のことが気になってきた為おもむろにペースを上げて走りだす。
ここまで走って来た時点では快調そのもの、疲れはあまり感じない。ただ首と肩が痛い
風も 無風かゆるい追い風なのでペースも上がり絶好調といった感じだ。
只見川沿いに走る252号線は自転車で走るには絶好の道路だと思う。景色はいい、車は少ない、信号も殆んどない、舗装状態は良好と条件が揃っている。


観光案内板観光案内板 お土産屋風のレストランお土産屋風レストラン がもう橋がもう橋


写真を撮ったり、景色をながめたりと楽しみながら走っているのでなかなかペースは上がらない。
色々撮った写真をもう少し紹介しますので、252号線の景色を楽しんでください。


川沿いに走る道路川沿いに走る道路 スノーシェッドスノーシェッド 本名発電所本名発電所
会津川口の家並み会津川口の家並み 道路がとても良く整備されている道路がとても良く整備されている 沼沢湖の看板のある休息所沼沢湖の看板のある休息所


沼沢湖入り口の看板のある休息所で一休みする。時刻は12時ちょうどだった。
早戸温泉郷の看板の所を12時16分に通過。国道400号線との分岐点の高清水橋を12時32分通過。


早戸温泉郷の看板早戸温泉郷の看板 400号線との分岐点400号線との分岐点 高清水橋高清水橋


そして12時43分にようやく道の駅「みしま宿」に到着。
この区間はあまり遊ばず真面目に走ったので、けっこう疲れた。
「みしま宿」で一休みして腹ごしらえをしエネルギーの補充をする。
そしてここは携帯電話の繋がるエリアだったので、女房へ現状報告の電話をする。


道の駅「みしま宿」道の駅「みしま宿」 道の駅「みしま宿」道の駅「みしま宿」


道の駅「みしま宿」を出発すると直ぐに長いトンネルがある。長いけれど照明が明るくてよく見えるので問題なく通過する。


どかな美しい景色どかな美しい景色


トンネルをでると川沿いにとてものどかな美しい風景が広がっており、景色に見とれながら走っていた。



山中の奥会津だから当然アップダウンがたくさんあるが、それ程キツイ登りは無く変化があって飽きずに走れる。

直線の登り直線の登り 遠くにダムが見える景色遠くにダムが見える景色 峠のトンネル峠のトンネル


かれこれ150km以上走ってきているが、今ここでは追い風が実に具合良く吹いており絶好調といっていい走りをしている。平坦なところでは35km以上スピードがでており快適だ。
このまま走れれば目標タイムは大幅に短縮できるな! などと考えながらグイグイペダルを踏み込んでゆく。
快調なペースを維持したまま柳津へ着いた。
ここまで来れば49号線はもう目と鼻の先だ。
柳津の「道の駅」で一休みする。時刻は午後1時20分。
ここは「清柳苑」という施設と「斎藤清美術館」が同じ敷地にありかなり広いスペースがある。


柳津「道の駅」柳津「道の駅」 柳津「道の駅」柳津「道の駅」 柳津の橋柳津の橋


ここを出発するとすぐに赤い目立つ橋がある。それを通りすぎてしばらくすると「会津板下」の標識があった。長かった奥会津の道ともお別れだ。
そしてついに49号線との合流点に到着。時刻は午後1時31分。ここまでの距離は180km。


 49号線との合流点 49号線との合流点  49号線との合流点 49号線との合流点


ここから喜多方はそう遠くありません。
喜多方は昔からの蔵の街並みがが残っていて、情緒あふれる街です。
喜多方ラーメンでも有名です。

ここで小休止してカロリーメイトを食べる。ここまで来れば後は49号線を真っ直ぐ走るだけなのでなんかもう完走出来たような安心感が沸いてくる。時間もまだ昼を少し回った位で日が暮れるまでには十分余裕があり、たとえこれからバテても休みながらゆけば完走は間違いないだろう。
チョットだけ休んで49号線を走り出す。が風向きが悪い!向かい風だ。
まあしばらく走れば風向きも変わるだろう!と思って走って行く。
しかし今まで快調に飛ばしてきたので、このスローペースはつらいものがある。
がまんして走っているとすぐに登りが始まった。ここから県境を越えて新潟県へ入るまでに峠が3つあり、長い坂を3回登らなければならない。その最初の登りだ。
登り切ると峠には長いトンネルがある。そしてトンネルは工事中で中は片側交互通行になっていた。 センターにパイロンが置いてあり工事車線には入れないようになっているが、自転車はそちらを通るように指示された。車が全く通らなくて専用車線のようで快適だった。

 峠のトンネル 峠のトンネル  峠のトンネル 峠のトンネル  トンネルの中 トンネルの中


トンネルを抜けて快適なダウンヒル!のつもりだったが風が突風のように吹き荒れていて、真っ直ぐ走れない。道路の中央まで押し出されたりで危なくてしょうがない。
さらに道路がコンクリート舗装で路面がかなり痛んで洗濯板状態になっており、サドルに腰掛けて走れないので立ち漕ぎでゆっくり下る。スピードが出てくると振動でハンドルから手が外れそうになる。そして至る所で大きな亀裂がある為、穴に落ちないように気を付けて走らなければならない。
という訳で直線の下りなのにブレーキを掛けてゆっくり下りてくる。振動があるとブレーキを掛けているのもつらい。
もう一つの峠も同じパターンで相変わらず風も強く気が滅入ってくる。そして尻と首、肩の痛みがじわじわときいてきた。登りでも路面が悪くてガタガタして走りづらい。したがって止まるような遅いペースで亀のようにヨタヨタと登っている。
252号線が快適だった分49号線で苦しんでいると言う訳だ。
最後の峠はトンネルまでの登りの道路が(福島県側)舗装工事中で滑らかな路面になっていた。
 舗装工事中の道路 舗装工事中の道路

それはそうとして この道路の側道が大変立派に造られている。しかしとても人が歩いて越えるとは思えない山奥の峠道で、まして自転車で越える人など殆んどいると思えない、そんな所になぜこんなに立派な自転車&歩道を造る必要があるのか。苦しんで登っているとき不思議に思えてならなかった。
そしてトンネルを越えると、再び荒れた路面と強風が走りを妨げた。
しかし下り終えて平坦になると路面も良くなり風も弱まってやっと普通に走れるようになった。
津川の町を過ぎるとすぐに道の駅がありそこで休憩する。時刻は午後3時25分。
49号線に入ってから風に悩まされかなり疲労が出ていた。さらに向かい風のなかを長く走っていて尻がそうとう痛くなっていたので(向かい風の中を走るといつもそうだ)、ここではかなり休んでしまった。
そのおかげでだいぶ元気を取り戻し、あともう少しの道のりを走り出す。
そして時折強く吹く向かい風に悩まされながらもようやくゴールのコインスナック「リバーサイド」に午後4時41分に到着。なんとか無事に完走できた。
距離は予想より短く238kmだった。
そしてさっそく次の目標を決める。
「来年は新潟市内のビッグスワンをスタート、ゴールとする300kmコースに挑戦しよう!」


DATE

走行距離-238km ・ 所要時間-12時間26分 ・ 平均時速-19.14km/h ・